農林水産省が、輸入する小麦を売り渡す価格を10月から19%引き上げることを発表
影響は
これまで、ソバやパスタなどの麺類の値上げが施されてきましたが、今回の小麦売り渡し価格の引き上げは、「パン」「麺類」など、小麦を用いた加工食品の値上げは、製造エネルギー価格や輸送コストの上昇と併せ、避けられない状況となる筈です。
食料品の相次ぐ価格高騰
昨今の野菜価格の高騰に加え、小麦を用いた製品の価格高騰となれば家計へのダメージは大きく、新型コロナウイルス感染症で傷ついた消費に更に拍車がかかる可能性が出て来ます。
一例になりますが、今回の小麦の値上げを受けて、食パン(1斤)で2.3円の影響、うどん一杯で1.4円の影響が出ると試算されています。
資源の不足
エネルギーや食材など、資源の減少の課題が取り沙汰されていますが、今後明らかに「食の確保」が困難になっていく時代を迎えようとしているのに違いないと思います。
家庭食卓やお弁当における食材の確保や園・学校の給食存続の問題。更には、病院や施設などの食事コストとメニューの問題等、社会的弱者への食に関わる対応も急務と言えます。
今後、他の原材料の価格高騰も予想され、食材価格の高騰は今後も続いていく可能性が有ります。
万一の備えを
日本の極めて低い自給率からみても、「食材」の確保は個人個人において重要課題だと思います。
先般のブログでも記させて頂いています様に、他に頼り、依存しているのでなく、「自給」を考え・実行していく様な対応を見つめ直していく時期に突入してきている思います。
これは、備蓄の確保を言っているのではなく、災害時に向けた備蓄の確保も重要で有りますが、安定した日常の食材確保を取り上げているのです。
ぜひ皆さんも、それぞれに合った「食の確保」について、考え・実行してみてください。