BLOG ブログ

「新米」の季節となりました

秋を感じる季節となってきましたが、「食欲の秋」と言われるほど、秋の食材は豊富で美味しく、一段と食卓を賑わかしてくれます。
そんな中、今日はお米についてお話しします。

米の食味
 お米の銘柄は様々有りますが、新銘柄は品種改良され新たに生み出されてきたものです。
 お米の粒の大きさ、収穫量、食味などを考慮し、どんどん新しい銘柄が誕生してきています。
 その中で、お米の違いはと言われると、「外観」、「ツヤ」や「香り」もありますが、「硬さ」「粘り」「甘味」の違いによってその味は変わってきます。


食味値とは
 お米の採点スコアです。
 「アミロース」「タンパク質」「水分」「脂肪酸度(玄米成分)」の4つの分析によりバランス度合いを採点され、100点満点に近いほど食味値が高いお米と言えます。
即ち、この4つの成分のバランス度合いによって、そのお米の特性や味が変わってくるという事です。 
 また、同じ銘柄のお米でも、栽培される地域や栽培方法によってもそのスコアの違いは出ます。
 その食味値の採点は、「全国食味鑑定士」という資格を持った方々が鑑定されてます。
 食味値は、一般的に60点〜90点ぐらいのスコアが出ており、80点以上のお米が良いお米とされていますが、食味値が高いから必ずしも美味しいとは限りません。
 それぞれ好みが有りますから、お口に合ったお米を食べるのが一番だと思います。
 食味値は、ネット情報でもスコアが開示されていますので、皆さんが食されているお米のスコアというものも一度見てみてはどうでしょう。


美味しいお米を作るポイントは
 美味しいお米は、「水」「土」「昼夜の寒暖差」の3点がポイントとなります。
 「水」は山水と河川水によっても違いが出ますし、「土」は山土質と河川砂質によっても違いが出ます。
あと大事なのは、「昼夜の寒暖差」です。
夜と昼間の気温の差が大きい地域ほど、稲の活動と休眠の刺激が強くなり、お米の生育もさることながら、味の変化に大きく影響してきます。
土壌が肥えている地域、水のきれいな地域、昼夜寒暖差の大きい地域など美味しい作りの場所として適しているという事になります。
 皆さんも、お米を買われる時、何処の地域で栽培されたお米なのか、地域の環境を思い浮かべながら購入されてみては如何でしょう。


新米が美味しいわけ
 9月に入りスーパー店頭では、「新米」がちらほらと出回ってきてます。
 新米は美味しい。
 採れたてという鮮度の問題は有りますが、それは、先に述べた4つの成分(アミロース、タンパク質、水分、脂肪酸度)が玄米に含まれて量が多いからという事です。
 秋に収穫されたお米は、次の年の8月くらいまで保管されますが、その間に、玄米に含まれる4つの成分が自然蒸発したり、変化したりするからです。
それは、低温冷蔵庫保管や常温保管の違いなど、玄米の保管方法によっても異なります。
例えば、「水分」だけ見てみますと、お米に含まれる水分は、炊飯時の水分量と関係があります。
玄米水分は自然蒸発していきますから、玄米に含まれる水分量は減少していくわけで、炊飯時の注意として、採れたて時期の水分量より、翌年の梅雨時や夏には少し多めの水量で炊飯すると、いつでも変わらない炊き上がりが保てるという事になります。
 参考に、お米の精米からの経過日数も、美味しさに影響し、精米直後の方がご飯は美味しいです。


貴方に合った美味しいご飯を
 お米の種類は豊富で、「もっちり⇔さっぱり」と「硬い⇔柔らかい」のお米の体質と、「濃厚な味わいのご飯」や「お肉に合う柔らかいご飯」、「お魚に合うさっぱりしたご飯」そして「どんな料理にも合うご飯」などのお米の性質など、好みや用途によっての選択肢が有ります。
 価格の比較も大事ですが、ぜひ、新米で、お米の栽培地や銘柄、精米後の経過日等に拘ってみて、貴方に合った美味しいご飯を追及してみては如何でしょう。

当社の販売部門「龍秦プランニング」では、滋賀県産の3種類のお米をラインアップさせて頂いています。
 もっちりタイプ・・「ミルキークィーン」
 さっぱりタイプ・・「みずかがみ」
 中間タイプ  ・・「秋の詩」
 お買い上げは、ホームページから可能です。