アフガンのタリバン制圧についての状況は報道により皆さんもご存じの通りですが、タリバンの制圧以後、アフガンの統治への課題について少しお話しします。
タリバンのアフガン制圧
今般、タリバンはアフガン制圧を行い、諸外国軍の完全撤退後の約2週間で、新統治内閣を創り上げていくと発表しています。
これまで、約20年間にわたり苦労を積み重ね、ようやく取り戻した政権を創りあげ安定化させていくため、雇用問題や女性・教育課題への対応策など、柔軟な姿勢を見せていますが現実は如何に。。
アフガニスタンの多民族国家
タリバンのアフガン統治に向けての最大の課題は、アフガニスタンの多民族国家にあります。
アフガン人口の約42%を占めるタリバン主体のパシュトゥン民族、次にイラン系のタジク民族が27%、トルコ系のウズベク民族が9%、モンゴル系のハザラ民族も9%など、パシュトゥン民族対他民族が拮抗の模様です。
人種構成では有りませんが、日本における国会内における与党・野党の様相みたいです。
民族間争いは
新政権が打ち出す融和的対外政策に対し、6派とされるイスラム過激派の抵抗がどこまで続くのかが新政権統治に向けてのポイントとなりそうです。
いずれにしても、新政権の門手には大きな苦難が待ち受けているでしょう。
日本も多民族国家
アフガニスタン同様、日本も多民族国家であることは日本人として認識しておかなければなりません。
代表的な民族種として、古代ユダヤ系民族、朝鮮・中国からの渡来民族、北海道のアイヌ民族、沖縄の琉球民族など、古くから多民族が各地から移住して国造りが始まったとされています。
今回の、アフガニスタンでの多民族国家によるアフガン統治に向けての混乱と課題の様なものは現実としてないものの、日本も「単一民族国家でない」ことには違いありません。
「多文化共生文化の見直し」を含め、これからの日本もどうなっていくんでしょう。。。