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ブレークスルー感染

デルタ株が猛威を振るい全国で感染が拡がっていますが、今日は「ブレークスルー感染」についてお話しします。

「ブレークスルー感染」とは
 新型コロナ感染対応として、コロナワクチンの接種を完了している人に陽性反応が出てしまう事。
すなわちワクチン接種している人でもコロナ感染してしまう事を言います。


感染確率は?
 米疾病対策センターが発表した、ロサンジェルス市で発生した感染者43000人のデーターを解析した結果、4人に1人の確率でワクチン接種者が感染している模様。


やはり
 ワクチンは感染を受けることに対しての一定の効力はあるものの、これだけ新型コロナウイルス株の性質・抗体が変化(進化)して行っている状況下では、やはり完全なる防止策では無い様です。


ブレークスルー感染者の症状は?
 ブレークスルー感染者の症状は比較的軽く、入院が必要となった人はうち3.2%であり、ワクチン未接種者が入院する確率は接種者より29倍高いという結果も出ており、ワクチンを打っても感染するが、入院や重症化の確率は低いといった結果も同時に発表されています。


厚生労働省も積極的な情報開示を
 今回の、米疾病対策センターが解析した様な分析は、日本でも同様の解析が出来る筈です。
政府・厚生労働省も、国民へのあらゆる情報開示による、真の理解を求めていく必要を感じます。


いつまで続くいたちごっこ
 新型コロナウイルスの変化(進化)が続く中、新しい変異株の抗体変化に対応していこうとすると、これまでワクチンが認識していた抗体ではなく、新しい株の抗体に対応すべきワクチンが必要となります。
 新種株対応ワクチンの開発と製造、確保と併せ、コロナワクチンの接種の進行の「いたちごっこ」はまだ暫く続きそうです。