滋賀県にある近畿の水がめ「琵琶湖」に異変が起こっています。
今日は、その話題に触れたいと思います。
水位の低下が進む「びわ湖」
昨今の少雨の影響を受け、現在の琵琶湖の水位はマイナス65cmとなり、この季節では稀に見ない渇水状況となっています。
このまま水位の低下が進み、警戒レベルのマイナス75cmに達すると、琵琶湖の保有水量での非常事態となります。
水位の低下で
びわ湖の水位の低下により、これまで水面から姿を見せなかった物が露出をしてきております。
その一つが、「坂本城跡石垣」です。
明智光秀が築城した「坂本城」は、通常は城跡石碑のみがびわ湖畔に立っていますが、現在はここに坂本城在りと言わんばかりに露出してきております。
少雨
降水が少量しかない最近ですが、琵琶湖には119本の河川が流入しており、滋賀県のどこかでも降雨があると水位の低下は最小限に留められるのでしょうが、自然気象に逆らう事は出来ない状態の様です。
水位の低下による影響は
近畿の水がめと称される様に、琵琶湖から瀬田川を通じてや琵琶湖疎水により、京都市や大阪府の皆さんへ飲料水として水が用いられていますが、水位の減少は、飲料水不足が生じる可能性も含んでおります。
また、琵琶湖における生態系への影響や、漁業への影響も少ながらず発生していると思います。
明日も晴れ
天気予報は22日の月曜日に雨の予報ですが、ここ当面天候の良い日が続きそうです。
自然に委ねるしかないこの状況ですが、様々な影響が出ない事を願うばかりです。
小さな琵琶湖
こうした水位の低下は、琵琶湖の水面位置が小さくなることを示します。
今の琵琶湖は、上空から見るとかなり小さなサイズの姿を映し出してきていると思います。
移動を続ける琵琶湖
琵琶湖はかつて三重県との境あたりから移動を続け、現在の位置に存在するようになったと言われていますが、現在も一年間に約1cmの北上移動を続けていると言われています。
果たして、琵琶湖が日本海と繋がる時と言うのは有り得るのでしょうか。
水位の低下や移動により、琵琶湖もいつまでも原型のままで存在し続けていくことは難しいのでしょうね。