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未曽有の大雨 〜線上降水帯の停滞〜

 お盆が終わりましたが、今年のお盆は新型コロナ感染の急速な拡大と、大雨のニュースばかりの連続でした。
 ドゥームスクローリング現象により、楽しいお盆休みでは無かったのではないでしょうか。
 12日から、西日本を中心に線上降水帯が発生し、これまで経験したことのない雨量が各地で降り続けました。
 浸水、氾濫による被害が発生している地域の方には、心よりお見舞い申し上げます。
 大雨は、昨日15日は雨も止んだものの、また本日から豪雨が予測されています。
 対象の地域の方は、是非、身の安全なる行動を優先してください。


線上降水帯の発生
 積乱雲が線上に大量に発生し、通過・停滞することを言い、2014年の広島豪雨からこの用語が使われるようになっています。
 今回の線上降水帯は西日本を中心に、約1週間停滞するとの見解が出されていますが、本来、気象は大気流や偏西風よって、西から東へ高気圧にしても、低気圧や雲も流れるにも関わらず、どうして線上降水帯は停滞するのでしょう。自然の原理に反しており不思議でなりません。
 この線上降水帯って、人工策現象なんでしょうか。。。


身を護る行動を
 災害級の大雨はまだ続くと予測されています。
 対象地域の方は、まだ大丈夫。これくらい大丈夫。という考えは捨て、気象庁発表の警報・警戒情報をもとに、身を護る行動に心がけてください。


次なる影響を考える
 これだけの長雨ですので、浸水・氾濫被害のみならず、他にも影響がおのずと起こります。
 次の影響は・・・
 食物(食生活)への影響だと思います。
 野菜の水腐れと発育不良、米作の籾数現象による収穫量減など、食品マーケットにおける在庫不足や、野菜類を中心とした値上げなどは必至で、食生活に大きなダメージを与えることは避けられません。
 日常の食糧確保についても、しっかり考えておきましょう。