今日は、えーっ、こんなことが株式市場に影響して、こんな段階から市場の動きが出ているんだ。
という内容を記させていただきます。
それは、自民党総裁選挙
17日に告示され、29日に投開票される「自民党総裁選挙」の舌戦真っただ中ですが、その総裁選の影響が日本の株式市場の動きに既に出ております。
菅首相退任の影響
9月3日の菅首相の退任表明を受け、日本の株式市場は大きな上昇基調に転じています。
これは海外の投資家も含め、新しい総裁選出による新たな改革に対する期待です。
新しい政権による改革への先行投資であり、期待値という事でしよう。
今回の総裁選の論点は
今回の総裁選へ立候補している4人の候補者の政策を見ても、金融や財政政策においての違いは薄く、「コロナ対策」「防災・防衛対策」「脱原発」「皇位継承問題」などの個々の課題に対しての若干の違いによる言及が論点になりそうです。
投資家の想定
既に投資家の中では、今回の総裁選に立候補している候補者の中での勝算予想が出ており、その勝利者予想に基づいての株価への変動が生じています。
想定に基づく株価への影響
ここでは、投資家による総裁選勝算予想としての個人名、政策に反応して影響が出ている企業名は差し控えますが、誰の政策姿勢なのかというのは別として、原発再稼働の当面容認姿勢が示されていることに対し、関連企業の株価は既に上昇しており、短期的市場予測と長期的予測と両にらみでの投資が動いております。
ただ、混戦による絶対的勝利の裏付けがないため、他の候補者の追加経済対策や防災対策などの政策姿勢に対しても市場の反応が一部でみられます。
結果と影響は如何に
総裁選支持構図からの、誰が勝つ、負けるの選挙結果だけの予想だけではなく、新しい総裁選び、新内閣発足への移行の段階からの動く「力関係」と「影響」、新総裁・新内閣に対する「期待値」による経済への影響など、なかなか表面化してこない部分を読み取ることも大事だと思います。
密かな予想を立てながら、選挙戦を観ていきたいと思っています。
より詳しいお話しは
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ぜひ、ご参加いただき一緒に考えてみましょう。
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