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野菜市場の高騰

野菜市場の高騰が続く
 デパート、スーパーの食料品売り場のなかで、野菜の価格が高値を示しています。
 その価格は、通常の3倍〜5倍となっており、食卓への影響と家計に大きなダメージを与えています。


線上降水帯の影響
 過日、8月12日から関東から西日本を中心に停滞した、線上降水帯による大雨の影響で、日照不足と大雨による野菜畑の浸水等が原因で、夏野菜や初秋野菜の生育不足となっており、野菜の出荷量が完全に不足していることがあげられます。
 私の8月16日付けのブログでも、線上降水帯による大雨の影響は、野菜類の価格高騰や食糧難を招き入れると記させて頂いたように、そのダメージは約1か月後に訪れてきている状況となりました。


近郊野菜と遠地野菜
 関西圏のデパート、スーパーの野菜の殆どは、関東や九州の大規模農園からの大量で安価の仕入れに依存しており、こうした気象状況の影響を大きく受けやすいエリアからの野菜の入荷は流通も含め、自分の住んでいる地域は気象の影響がないのにどうしてと思わせるぐらい、供給量の問題や価格高騰の影響を受けやすい仕組みとなっており、鮮度の課題や使用農薬や化学堆肥の使用も含め遠地野菜の弱みとなっています。
 そうした中で、供給・価格の安定の強みを発揮するのは地元近郊野菜であり、各農家が少量の栽培であっても終結して納品して頂くなどの工夫を凝らし、鮮度・流通・供給量の課題をクリアしてもらえる様な仕組みに変えていくべきだと思います。
 先ずは、地元近郊野菜の入荷に依存しながら、万一の事態には遠地からの入荷のフォローをかけていく仕組みだと思います。


不足から難へ
 野菜の現在の高騰と供給量不足は、一部の魚介類の入手困難状況も併せ、野菜のみならず食料品全般の「食料品不足」から「食糧難」へ向かっていく可能性があると思っています。
 これは、過去に経験したことの無い様な地球規模の気象状況の変化に加え、第一次産業の労働者や担い手不足や海外からの輸入に依存しなければならない日本の食品自給率の体質問題の影響です。


食品確保できる未然の対応を
 食事は生活していくうえで、最も大事なことであることは言うまでもありません。
 万一の事態から野菜不足から食糧難が訪れても対処できるような、日常からの供給・購入ルートは確保しておくできです。
 地元農家からの直接購入や、自家菜園などで「安心・安価・安定」な野菜を食卓へ届けられる仕組みです。
 私も、ビニルハウスでの野菜の自家栽培を6月から始め、日常の食卓を補える量以上の野菜栽培をしております。
 水やりや手入れなど面倒なことも多いですが、野菜の成長を楽しみにしながら、無農薬・無化学肥料での安心して口にできる野菜を毎日育てています。


食糧難って起こるわけない
 この言葉を言い切れる地球環境では有りません。
 2030年を境に大きくあらゆる資源の在り方が変わっていく可能性があります。
 他人事ではなく、是非、未然の対応を忘れずに・・・